Category : 日本語

Wasted Grief 汚れっちまった悲しみに Translation by Sean Cusack 中原中也 In wasted grief, 汚れっちまった悲しみに emaciated snow writhes along the ground. 今日も小雪の降りかかる In wasted grief, 汚れっちまった悲しみに even the wind cannot help but whimper shrilly. 今日も風さへ吹きすぎる Wasted grief 汚れっちまった悲しみは is the mere, dead fox skin たとへば狐の革裘かわごろも that wasted grief 汚れっちまった悲しみは abandoned huddling, still, inches from it’s now hollow snowy ..

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木々 Trees 翻訳者:緒運弓雑句ショーン・キューザック BY JOYCE KILMER よもや見ゆるとは思わない I think that I shall never see のは木の体てい麗うるわしき詩。 A poem lovely as a tree. 大地だいちの女神はあやしており A tree whose hungry mouth is prest 木に溢れんばかり添え乳そえぢ。 Against the earth’s sweet flowing breast; もっぱら天上に仰ぐ A tree that looks at God all day, 木は祈りに葉を翳かざす。 And lifts her leafy arms to pray; 燕つばめの巣すでいっぱいな髪 A ..

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頭には 落ちた葉、秋の 冠かんむりや 秋風に 漂ただよう香り アップル・パイ 吹雪とは 見紛みまがう木の葉 顔背そむけ リンゴ、「カミ」 顔、汁だらけ 不意、葉風 霧中むちゅうで座ざし 真っ白、思わず 夢中むちゅうかな 生えた草 雪のカンバスに 緑書き 芽めを広げ 蕾つぼみが藻掻もがき ゴミの山 禍根かこん残され 萎しおれる勿なかれ 単語 冠 かんむり crown 漂う ただよう float 見紛う みまがう mistaken for 背く そむく avert (eyes) 霧中 むちゅう in the mist 座す ざす sit (cross-legged) 夢中 むちゅう lost in thought 芽 め bud ..

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頭が凭もたれ掛かった 腕 ぎゅっと閉じた 眼 悲哀ひあいで滲んだ 袖そで 濡れた布の べたべたさ 肌に戦おののいている 呼吸 吸った 冷たさ 吐いた 温もり 途切れ途切れの 啜すすり泣き 間を埋めた 沈黙 指が纏まとわった 手 手がしっかりと握られた 痛み 痛みが疼うずく 感触 脈がどんどん打つ 速さ 脈が緩んだ 気配 指が解けた 痺しびれ 息が和やわらいだ 安堵あんど こくりこくりとしている 頭 軽く閉じた 眼 ピクンピクン動いている 眼 夢を見ていそうな 眼 柔らかく垂れた 髪 起こさないように そっと 起こさないように 動かない 起こさないように 肩 重い 単語 凭れ掛かかる もたれかかる lean against 悲哀 ..

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小山でのリズさんと智さんとの一緒の時間や、足利学校や益子、日光の冒険が終わり、いよいよ僕の一人だけのバーケーションが一番大きい町で始まった。東京だ。友達と別れ、3週間用のJRパスを使い、東京への新幹線に乗った。乗っている間中、電車の速さにびっくり、アメリカの列車と比べて、旅のスムーズさにもだ。アメリカで普通は、貴重なものなのように飲み物を鷲掴みで握らなければならないのだ。落ちて潰してしまうから。だが、新幹線はスムーズで、あっと言う間に都内に乗り..

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広島の原爆ドームの感慨深い経験の後、そこでもう一日半を過ごした。その晩、広島の饂飩が入っていて有名なお好み焼きを探すことにした。ホテルでグーグル地図を見、道の反対側にあるのは「お好み村」と言う、お好み焼きだけを売る、3階建のレストランだとわかった。うまい話だと思ったが、疲れていたから一番近いところにした。それで良..

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足利学校での冒険の後、友達のリズさんとリズさんの隣のマーシャさんと言う人と一緒に、小山から益子と言う近くの町にもう一つの旅をした。そこは藍染めの物と焼き物で有名だ。隣の町にドライブするのはあまり時間がかからない、途中で絵を描きたい古い水車がどこにあるかと話し合った。しかし、それは別..

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リズさんとさとしさんと一緒に止まっている時間が終わりが近ずき、東京へ出発する前に有名な「日光」を見る時間を取りたかった。そして、リズさんは友達のマーシャさんと僕を、一日日光に車で連れて行ってくれた。その二人は一日だけだけど、僕は二三日泊まりたかった。行く前、一泊目のホテルは見つけたけど、二泊目は見つけられなかった。まあ後で何となるだろうと考えて、賭けに出ようと思った。できるだけ軽くカバンを詰めたけど、まだ画材を運ぶ必要が..

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2016年日本を訪ねた時、普通の観光者のように写真を撮らないで、僕の美術作品を増やすつもりだった。一人で旅行する初めての行き先は「足利学校」と言う、日本で一番古い学校だった。外人があまり行き付けなくて、日本人がよく行く場所を見たり、初めての素描のテーマを探したりしたかったんだ。一緒に泊まっているリズとさとしと言う友達が、小山JR駅に連れて行っておろしてくれて、初めての英語の助けなしの旅行..

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